銀行が豪ドルを勧めてくる理由

銀行でオーストラリアドル運用や、オーストラリア債を勧められたという経験はありませんか?『銀行が豪ドルを勧めてくる理由は?』という質問が知恵袋などに多く投稿されていたので、少し気になりました。

結果から言えば、銀行は手数料商売なのでアホほど手数料を取ります。銀行は自行の収益を最優先して顧客の利益を顧みない姿勢が指摘され、金融庁はKPI(顧客からの預かり資産が殖えたか?減ったか?)という指標を公表しました。

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独立系投資信託が85%、ネット証券が70%に対して銀行は50%という結果でした。
これは銀行で投資をしている人の半分が含み損を抱えているということです。

外貨投資は儲かります。ただし、全てを人任せにして大きく儲かるという打ち出の小槌は存在しません。銀行が投資信託や外債などの投資商品を勧めてくる理由は自行が儲かるからです。

しかし、実際にはやり方次第で豪ドルは魅力的な投資商品です。

勧められた商品を買うだけでなく、投資マインドを働かせれば豪ドルは収益の大きな柱になる可能性があるのです。今回は銀行が豪ドルを勧めてくる理由と儲け方について少し踏み込んで説明をしていきたいと思います。

最後までお付き合いいただけると嬉しいです。

豪ドルは通貨価値が安定!銀行はまとめて大きく買いたい!

豪ドルの価値は安定している

外貨に投資する理由は日本の金利が安く、外国の金利が高いからです。つまりポジションを持っているだけで外国の金利分が毎日ポケットに転がり込んできます。

これをFXではスワップ取引(交換を意味するスワップ)と呼ばれ、インカムゲインの収益と呼ばれています。
FXのスワップポイントって何?初心者にもわかりやすく解説します!

金利が高いということは一般的に経済が成長している状態ですが、高金利通貨は新興国ほど多くなっています。なぜかというと、新興国は国内に現金がなく、高金利にして海外からマネーを集めているからです。

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国民からすれば大迷惑です。経済成長していないのに物価が高いという現象が起こるからです。
この状態が続いてしまうとインフレ(お金の価値が下がる)になる可能性も高くなります。

上記は各国の政策金利を表示しています。currentの部分が現行の金利です。

この表を見て何かに気づいた方は投資脳が働いているかもしれません。金利が高い通貨はトルコやブラジル、メキシコなど経済的に不安がある地域が多いということです。

つまり、金利だけを見て投資をしてしまうと大きく失敗してしまう可能性があるということを頭に入れておきましょう。

豪ドルはファンダメンタルズ(経済情報)が透明な環境なので安心

高金利通貨は比較的、後進国に多い傾向にありますが、オーストラリアは資源や移民も豊富な国で経済指標もリアルタイムに入ってくることから機関投資家も安心して購入できます。

現在のオーストラリアは決して高金利国ではなくなりましたが、長い目で見ると金利の情報は日本よりも高いと考えられています。

この部分にファンドが目を付けコアラ債、コアラファンド、カンガルー債など、オーストラリア外債の証券が多く販売されています。

ファンドマネージャーは利益が出そうな商品をパックで投資信託として販売しています。これが投資信託です。

銀行は独自に投資商品を開発することをあまりしませんし、銀行の預金者に販売することで売買手数料が入ってくるので一生懸命営業しています。

オーストラリアドルは値崩れしない?チャートをご覧ください

豪ドル円10年超
※クリックすると拡大します

20年分の豪ドル円のチャートです。チャートから見えてくることは、大暴落でも54.97円、高値で100円。豪ドルの平均価格は75円~80円前後で20年以上推移している点です。

サブプライムショックは記憶に新しいと思いますが、世界同時株安で豪ドルも打撃を受けましたが、いち早く立ち直ったのもオーストラリアドルでした。

豪ドルは値崩れしにくい通貨
  • 経済が安定している
  • オーストラリア連邦は安定した民主主義国家で資源あり、人口増加と経済は安定している
  • 機関投資家も安心して巨額の資産を投入している

オーストラリアは資源国であると同時に海外からのマネーが多く集まってきています。

現時点ではメキシコなどの高金利通貨、安定性を求めて米ドルを購入する方が多いですが、近い将来豪ドルに人気は戻ってくると私は思っています。

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2022年1月時点で豪ドル円は82円です。やはり安定している通貨ですね。

豪ドルを銀行で買うくらいなら自分で運用するという考え方

運用益はどれがい地番良いのか比較しましょう

銀行に投資信託を販売される方は自分で資産運用をやってみようと考える人は少ないと思いますが、本当は非常にもったいないです。

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銀行まかせの運用ではなくて、個人で直接取引する人も多くなりました。
0.002%の普通預金に預けて寝かせておくより、1.5%の金利で寝かせておく方がお得と考える人が多くなったからです

しかし、国内は投資を積極的に考える人も少なく、国内の普通預金が0.002%にも関わらず普通預金に預け入れをしている人も多いのです。そこに目をつけて銀行が『普通預金するのはもったいないですよ!』という営業がスタンダードのようですね。

銀行に運用してもらうと、それこそ『何の手数料?』と思えるくらいの謎の手数料が引かれます。

銀行で商品を買った場合の手数料
  1. 売買手数料
  2. 信託手数料
  3. 口座維持手数料
  4. 値動きで価値が下がった場合リスクは個人が被る
  5. 値動きが上がった場合、なぜか上限が決まっている

最近は個人がネット証券で売買することが一般的になってきました。理由は取引手数料が銀行と比べると断然安いからです。

銀行を全て悪者にはできませんが、手数料が高いところだと毎年運用資産の2%前後が手数料になっているケースもあります。投資信託の平均的なリターンは2%です。

つまり、手数料が引かれることでプラスマイナスゼロの状態になってしまいます。これだと投資をする意味がありません。

賢い人はネット証券でインデックス型の投資信託を買ったり、自分で通貨を運用しています。手数料は100円単位です。

このカラクリになぜ日本人は気づけないのは理解できません。

FXで運用すれば利益は全てあなたのもの!

FXならおすすめです

10万円を1年間運用した場合で考えます。

  • 日本の普通預金・・・年間0.2円
  • 日本の定期預金・・・年間0.5円
  • 外貨預金・・・年間700円
  • 短期債やファンド・・・3,000円
  • FX・・・10,800円

2017年1月現在、10万円の運用を1か月したときの収益を単純に計算をしました。

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実際に私が運用している方法をこちらの記事で解説しています。

【参考:豪ドルスワップポイント比較!豪ドルで20万稼いだ手法も公開中!

長期運用ならFXがおすすめ!

あなた自身が口座を管理する必要はありますが、本気で運用するならFXがおすすめです

FXにはリスクがあります。外貨を売買することは値動きをチェックしないといけません。

た銀行の外貨預金で儲かったという話は聞きませんし、銀行の手数料を考えるとFXの方がリスクは限定されます。しっかり勉強して自分で取引を始めてみると楽しいです。

長期運用を考えているなら預け入れる予定の金額をFX会社に預け入れて、オーストラリアドルを買って放置しておけば良いですよね。10万円ごとに1万通貨という感覚を持っていれば、大抵の場合リスクは低いです。含み損が発生しても利益を確定させなければ良いだけの話なので、スワップポイント運用は基本放置していれば良いでしょう。

5年、10年と長いスパンで運用を考えているなら、複利で圧倒的な金利の差が生まれます。金利運用をするならFXが断然お得です。

この機会にFXでのスワップ運用を検討してみてはいかがでしょうか?

スワップ比較表

FX会社米ドル円豪ドル円南アランド円トルコリラ円公式サイト
みんなのFX30円
5円
81円
30円
gmoclick
GMOクリック証券30円
6円
90円
27円
gmoclick
外為どっとコム

30円

5円

70円

25円

gmoclick
アイネット証券25円
15円
110円
30円
アイネット証券
クリック36541円
5円
100円
45円
アイネット証券
外為オンライン誘導20円
0円
50円
50円
gaitameonline
DMMFX30円
6円
90円
-dmm
トライオートFX35円
5円
90円
-インヴァスト証券
マネースクエア16円
15円
20円
6円
m2j
ひまわり証券20円
0円
50円
-himawari
※ZAR/JPY,MXN/JPYは10万通貨
2023年5月4日確認
ランドは10万通貨計算

1日にもらえる金利分。単位は1万通貨。

円を売って米ドルを買った場合、この通貨ペアを米ドル円と呼びますが、1日にもらえる金利は表のとおりです。

FXは証拠金取引なので1万通貨分のお金を用意する必要はありません。最低4万円あれば足りますが、リスク回避のため10万円前後で初めてみることをおすすめします。

外貨預金や銀行がすすめてくる投資商品より大きく稼げることをご理解いただけると思います。

外貨預金をオススメしない理由

外貨預金をおすすめしない理由

銀行で投資を始める意味がわかりません
  • 預金者にレートがかなり不利
  • 利息がFX(本来スワップの半分以下)
  • 手数料以外の見えない手数料がある(利益分から差し引き)
  • 手数料は総資産の2%前後(毎年)

外貨預金や銀行に勧められたファンドをおすすめしない理由は、手数料がありえないからです。少しディスると昭和です。

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しかも、銀行の外貨預金などの商品はペイオフの対象外です。
もしものことがあったら、1円もあなたが預け入れた資産は戻ってきません。

  • 銀行の外貨預金はインターネット特別優遇金利が1%
  • ファンドの短期債は毎月配当されますが、1万口で配当がたった50円

豪ドル金利は低下傾向にあるのに、金利の半分を持っていかれ、かつ出金時は手数料もかかります。FXも外貨預金も同じリスクを負うなら金利が10倍有利なFXが良いですよね。

証拠金取引ができるため少額資金で多くの金利が稼げるのです!