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為替相場は年間の7割がレンジ相場と言われています。実際に取引していると切実にそう感じます。FX初心者ならトレンドに乗って利益を出す方法が一番ベストですが、取引に慣れてきたらレンジ相場で取引できれば儲けのチャンスも広がります。
スイングトレードやトレンドに沿った取引についてはこちらの記事で詳しく解説していますので、興味がある方は参考にしてみてくださいね。
【参考:FXスイングトレードで初心者も負けない簡単トレードを実践しよう】
つまり、『レンジ相場を制する者は相場を制する』と言えるんです。レンジ幅を把握できれば『いくらから、いくらの間で相場が動くだろう』と予想することもできますよね!
今回はレンジ相場の攻略法と、簡単に対応できる方法について確認していきましょう。レンジ相場の見極めはシンプルなので、サポートラインとレジスタンスラインだけ考えていきます。
はじめにレンジ相場とは?
レンジ相場は、持ち合い相場、ボックス相場とも呼ばれ、一定の範囲内に価格が収まっていることを指します。
上記のチャートを確認してみてください。下値(113.600)と上値(114.100)付近で相場が行ったり来たりしています。
レンジ相場は、市場参加者が前回の高値や前回の安値を意識するために起こる現象です。例えば、前回の安値が113.600だったので、ロングを仕込んだトレーダーが、前回の安値(サポートライン)にストップ注文を113.600を設定することはよくあります。
反対にショートを持っているトレーダーが、前回の高値(レジスタンスライン)114.200にストップ注文を置いてショートする。
利食いできれば問題ありませんが、相場が戻ってきたときにストップ注文が発動するので、サポートラインやレジスタンスラインの間で価格が動くのはこのためです。
つまり、チャートでサポートラインとレジスタンスラインを引いてみて『何度も反発しているなら、市場参加者が意識している価格帯』であると判断できるのです。
レンジ相場は必ずブレイクする!
レンジ相場は、買い圧力と売り圧力が同じくらいの力なので、例えるなら綱引きです。
学生時代の綱引きを思い出してください。はじめは拮抗しているものの、疲れたチームの力は弱まり力の強い方に綱は動きます。これと同じことがレンジ相場でも起こります。
レンジ相場の後は必ずブレイクがあることを頭に入れておきましょう。拮抗のバランスが崩れたとき、強い方に相場は引き込まれる性質を持っているのです。
レンジ相場戦略
レンジ相場の取引方法は大きく2つあります。1つはレジスタンスラインとサポートラインの間で相場が動くだろうと想定して、上値と下値で往復に取引をする方法です。
下記のチャートを確認していきましょう。①と②の間で何度も行ったり来たりしています。この時点でレジスタンスラインとサポートラインを仮定して、この範囲で取引を行います。
つまり、レンジ相場は逆張りをすることで利益を取る相場だということが基本戦略1になります。覚えておきましょう。
そして、レンジ相場で取引をする際の注意点も確認していきましょう。
レンジ相場の攻略手法は、①上から下まで全部取ってやろうと考えずに、サポートやレジスタンスから反転したらエントリーする。②天井や底まで粘らない。この2点を守りましょう。
なぜかと言うと、レンジ相場は逆張りになるからです。先ほど、レンジ相場の後にはブレイクが必ずあると説明しましたが、サポートやレジスタンスに触れた時点でブレイクしてしまう可能性もあるのです。そのため、しっかり反転したことを確認してからポジションを取ることが重要です。
10pipsでも取れれば勝ちですし、日足でもない限り、早めの利食いや、損切りを心がけると勝てるようになります。
また、反転の兆しとして、下ひげの長いチャート、上ひげの長いチャートが出始めたらチャンス到来と考えましょう。
※チャンス到来の後に明確に次のチャートが反転を示唆しているのか確認することも重要です。
レンジ相場の仕掛けも有効
虎視眈々とレンジ相場のブレイクを待つトレーダーもいます。理由はレンジ相場抜けのブレイクはおいしいからです!レンジ相場抜けのブレイク。これを基本戦略2とします。
先ほどのチャートですが、レンジ相場からブレイクした方向をご覧ください。大きく動いていますよね。このことから、レンジ相場よりもブレイクしたときに乗れた方がおいしいことがわかります。
レンジ相場戦略として大きく利益を取る方法として、サポートラインやレジスタンスラインの10pipsか20pips下に注文を入れておく方法も有効です。例えば、上記のチャートで説明すると、事前に2本の注文を入れておくんです。
①151.800に売り注文
②152.800に買い注文
ブレイクした方向にチャートは動くので、ブレイクと逆に注文したものは発動しません。そして、チャートの場合151.800にショートを入れた場合、軽く150.800まで下がっています。この場合、1円取れている計算になるのです。
レンジは逆張りなので、チマチマ取る感じで取引して、トレンドが発生したら大きく取る。私はこのやり方でレンジ相場を取引しています。
何年FXをやっていても、やはり逆張りは未だ怖いと感じることがあります。
レンジ相場で注意したいこと
実際にFX取引が長いと何度も経験することですが、教科書どおりにキレイなチャートを描いてくれることはなかなかありません。
ブレイクしたと思ったら戻ってきた。レンジに収まったはずが、いきなりブレイクした。このようなことも起こります。
これがダマシです。
為替ディーラーが利益を取るために、ダマシになるようなポジショニングをします。レンジ相場のポジションを根こそぎ持っていくやり方です。
実際のレンジ相場はこのような形が多いです。①ではレンジ相場を形成していますが、②では上抜けしたように見えます。しかし、買いの力が続かず結局下までドーン。③下にブレイクしたものの、最終的には上がっていきました。
テクニカル分析を学ぶことで、勝率は格段に上がるものの、このようなダマシがあることも認識しておく必要があります。そして、ダマシに合うと『二度とレンジ相場なんかやるもんか!』と思いますが、キレイに取れたときは嬉しいので、何度も諦めずにトライしてみましょう。
チャートはポンド円を表示していますが、レンジ相場内でも上ヒゲと下ヒゲが長いことがわかります。これは高値をつけたものの、終値はここまで到達できなかったという意味で非常に重要な意味を持ちます。
ヒゲが長いローソク足は、相場自体が行きたい方向に悩んでいます。ローソク足のヒゲが上下に長いときは様子見を決め込んでおくことも重要だと思います。
レンジかトレンド発生かの確認は終値!
ローソク足のヒゲの話が出たので、レンジ相場を見るときの注目点を確認していきましょう。レンジ相場は終値がラ実線でラインを抜けた時点で確認します。
そのため、終値が明確にレンジ相場を抜けたらレンジの終了と私は判断しています。②でもレジスタンスを実践で抜けています。抜ける前にトンカチ(十の形をしたローソク足)がありますが、一旦レジスタンスを抜けているものの、買い圧力が続かずヒゲで終了しています。このように、終値を実線で超えられない場合はレンジ相場継続と判断します。
また、レンジを抜けるときの判断としては、MACDに過熱感を感じる、ストキャスのゲージが振り切れている、一目均衡表の雲が薄いなど、複数の要素を併せてチェックしていくと信頼性も高まります。
テクニカルツールを利用してレンジ相場を攻略する!
今回はレンジ相場のトレードのコツを見ていきましたが、チャートを確認した後、すぐに判断できるようになるまで取引の知識と経験が必要になってきます。ローソク足や移動平均線をマスターするだけでも信頼性の高いトレードを行うことができますが、同時に他のテクニカル分析を利用できるなら、使っていくことに越したことはありません。
私もFXをはじめた頃、チャートを理解しているつもりの時期があり、この時期が一番危ないんです
最近のFXツールは便利になりました。FXプライムbyGMOが会員に無料で利用できるようにしている、ぱっと見テクニカルは過去のチャートから一致率の高いものを瞬時に探し出してくれて、あなたの取引をサポートしてくれる、ありがたツールです。
FX初心者がテクニカル分析のために利用する
中級者以上の方が、自分の相場観の答え合わせ用に利用する
バイナリーオプションの上がるか下がるかの予想に利用する
スイングトレードで今後、上がるか下がるかの予想に利用する
使い方はいろいろです。一家に1ツールは置いておきたいツールです。ちなみにFXプライムbyGMOはスワップポイントが高いことでも有名なので、スワップ取引も検討しているという方には二度おいしいFX会社なんです。
過去の値動きから、未来を予想し、チャートの形の一致率をチェックしてくれます。『これから上がるかな?下がるかな?』と悩んだ時に、チャートの形を当てはめて一致率が高いものを採用してあげれば良いんです。
レンジ相場は難しいと感じるあなたには自動売買がおすすめ
【引用:外為オンライン公式HP】
FXトレーダーの2人に1人が自動売買を利用した経験があるほど、FX業界で自動売買は市民権を得ています。
この自動売買はレンジ相場で100%の実力を発揮します。注文から決済まで全自動で行ってくれるので感情的なブレもありません。
最近は、私も自動売買で運用することが多くなってきました。裁量トレードと違い、プログラムを選んで注文するだけで、後は勝手に取引してくれているので便利です。勝ってたり、負けてたりもありますが、今後FXの初心者は『自動売買だけやっている』という人も多くなってくると思っています。
自動売買のランキング記事をこちらで書いていますので、興味がある方は併せて参考にしてみてくださいね。
【参考:FX自動売買ランキング!おすすめ自動売買とメリット&デメリット徹底解説】
ざっとしたイメージとして考えてください。
自動売買で『売り』パターンを選択した場合、どのように注文が入るかをチャートで可視化しました。
予め決めた注文の値幅を逃すことなく入れていきます。そして、決済のタイミングも設定どおりに行ってくれます。
手動で注文方法を決めることもできますし、初期設定の方法がわからないという人のために、シンプルに注文を決められる方法や、実際に使用されているシステム(勝っているもの)を選択して利用することもできます。