FXのインカムゲインであるスワップポイント。クロス円で取引した場合、日本の政策金利と外貨の政策金利の差額がもらえるのでトレードは怖いけどスワップ取引はやってみたいという方は多いです。
政策金利は定期的に見直されています。これは中央銀行が自国通貨をインフレにしないようにするために金利で調整を図っているためです。ちなみに、先進国でデフレになった国は日本だけです。中央銀行はインフレにならないように金利の引き締めを行うことが一般的です。
世界各国の政策金利をまとめました。データ元は外資系FX会社なので、表示が英語ですが、リアルタイムに更新されますのでトレードに役立ててください。
各国政策金利一覧
FX会社のアカウントを作らなくてもチェックできるものがありました。スウェーデンの会社のツールなので表記が英語になっています。

政策金利と併せてチェックしたいのはスワップポイントの推移ではないでしょうか?
当サイトの比較表では、毎月スワップポイントの更新を行っています。
参考にご利用ください。
スワップでFX会社を比較
政策金利が高くてもスワップポイントが少ない理由
FXの豆知識になるので気にならない方はスルーしてください。
例えば米ドルの金利が2.00%でトルコリラの金利が7.00%だとしても、米ドルの方がスワップポイントが高くなることをご存じでしょうか?
カラクリがあって、日本円に対してどれだけ通貨価値があるのかでスワップポイントは計算されます。
通貨 | 対円レート | 1万通貨の価値 | 政策金利 |
米ドル | 100円 | 100万円 | 2.00% |
トルコリラ | 10円 | 10万円 | 7.00% |
※表記は仮定
もし、米ドルとトルコリラをクロス円でスワップを狙った場合、米ドルの価値は100万円ですがトルコリラの価値は10万円です。
米ドル)100万円×2%÷365(日)=54円
トルコリラ)10万円×7%÷365(日)=19円
1日あたりのスワップポイントはこのように計算されます。あとはFX会社のカバー先の問題でどれだけスワップポイントを支払えるかを調整していきます。この場合、政策金利の安いドルの方がたくさんスワップポイントがもらえるということになります。
また、世界の主要国の為替レートは変動相場を採用しているので毎日価値は変わります。毎日スワップポイントを計算している会社もあれば1カ月まとめて計算している会社もあります。
本来スワップポイントの計算式があるので、カバー先の問題とは言えここまでスワップポイントに違いがあるのはおかしな感じはします。
大手や元気なFX会社はたくさん支払ってくれる印象はあります。スワップポイントの異常値を出している業者は元気がないのかな?とか考えてしまいますよね。
豪ドル円の買いでマイナススワップでってどういうことなんでしょうか?(笑)