トルコは超高金利通貨だけど胡散臭い

 

トルコ中央銀行がインフレ懸念から政策金利を引き上げました。トルコは、複数ある金利を1本化し、1週間物レポ金利(政策金利)を一気に17.75%まで上げました。

 

FXトレーダー 倉田FXトレーダー 倉田

ほんの少し前までのトルコリラの金利は8%でした。トルコという国の考え方や金利が複雑なことが原因でもありますが、通常の政策金利の上昇幅は世界的には0.25%高くても0.5%が世界の共通認識です。一気に2倍近く上昇させたメリットとデメリットを考えていきます。

 

ちなみに、わたくしごとではありますが、ぼ~としていたら、2年ほど貯めていたトルコリラのスワップがロスカットになりました。(30万円くらいですが) 笑

 

今回は、トルコリラの特性と今後高金利通貨を買うべきか?買うときはどんなリスクに注意するべきかを考えていきましょう。

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はじめにトルコリラチャート

トルコリラチャート

高金利で有名なトルコですが、私は個人的にオワコン通貨だと思っています。トルコリラはリスクが高すぎます。

 

後でもう少し長いチャートも表示しますが、完全に右肩下がり。機関投資家や為替ディーラーが買っていない通貨であることがわかります。

 

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ロスカットされて、怒って言ってるわけではありませんよ。

 

トルコはインフレ率が高く、トルコ政府は金利上げしか取れる方法がない状況です。スワップポイントしか考えない私たちは、政策金利が17.75%と聞くと『うお!高い!買いじゃん!』となります。これは普通の感覚だと思いますし、私も高金利につられてトルコリラを保有していた一人です。

 

しかし、実際にトルコに住んでいる人たちの感覚で考えると『やっばい!また政策金利上がっちゃったじゃん・・・』になっています。

 

トルコリラの金利は複雑でわかりにくかった

トルコの金利はわかりにくい

 

トルコリラ金利一覧
  • 1週間物レポ金利(政策金利):17.75%
  • 翌日物貸出金利:19.25%
  • 翌日物借入金利:16.25%
  • 後期流動性貸出金利:20.75%

2018年6月14日現在

 

これを政策金利である『1週間物レポ金利にまとめよう』ということになりました。こうして現在のトルコリラの金利は17.75%になっています。

 

中央銀行が政策金利を上げる理由は?

政策金利を上げる大きな要因は経済の引き締めです。(他にも外貨獲得のためなど理由はあります)インフレ抑制のために使わることが多く、中央銀行は、過熱化した経済活動を引き締めるために政策金利を引き上げて、経済のバランスを取ります。

 

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基本的に利上げは世界から歓迎されます。理由は利上げはインフレ抑制のために利用されることが多いからです。利上げ後の通貨は買われる特徴があります。利上げ=経済の過熱化=好景気と考えられることが一般的だからです。

 

では、トルコは好景気なのか?ということを理解しておく必要があります。トルコの政策金利17.75%という数字は異常値と言える水準で、今後トルコがどのような状況になっていくのか注目されています。

 

例えば、トルコ人が自宅を買おうと住宅ローンの申し込みとします。このとき中央銀行は民間銀行に17.75%でお金を貸します。民間銀行は利益を出すために3%の金利をかけたとしましょう。あら不思議トルコ人は年率20%の金利で住宅ローンを払う必要が出てくるということです。

 

日本がバブルのときでも住宅ローンの金利は5%前後でした。これでも十分に高い水準で、私たちの親世代がこの金利で住宅を購入していますが、かなり金利を支払っています。

 

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現在の国内の住宅ローン金利は1%~2%前後ですが、この金利でも、完済までに借りた金額と同等の金利を支払う必要があります。つまり、トルコ人が住宅を購入する場合、カードローン並みの金利を支払う必要があり、現実的に個人消費が伸びるはずがないだろうというのが私の感想です。

 

これを見越してか、利上げを表明すれば買われるはずのトルコリラが評価されることはなく、チャートは右肩下がり(売られ続けている)という状況です。

 

トルコリラの日足チャート

2016年7月からのトルコリラの日足チャートです。サポートを作ることなく下がり続けています。この先の展開は誰にも分りませんが、サポートラインがない以上、今後先は10円台に突入するリスクも考えて投資することを考える必要があります。

 

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私は止まるところまで追証し続けようとしましたが、うっかりミスってロスカットされてしまいました。

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政策金利の数字マジック

金利の数字マジック

ここまで読んでいただいた方の中には『トルコリラは買うべきではないのかもしれない』と思うでしょう。しかし、そうではありません。高金利通貨が魅力的なことに変わりはありません。

 

リスクがあることを認識して、リスクを考えた上でトルコリラを買った方が良いというのが私の考え方です。また、政策金利は%ではわかりにくい数字のマジックがあるので、この部分も確認しておく必要があります。

 

例えば、身長150cmの人と180cmの人では、180cmの人が背が高いのはお判りですよね。体重100kgの人と40kgの人は100kgの人の方が重い。では、5%と18%はどっちが高いのか?という話です。

 

 

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答えは『わからない』ですよね。

 

 

100万円の5%は5万円ですが、1万円の18%は1,800円です。%は見た目で判断されることがありますが、スワップポイントで金利運用を考える場合、通貨の分母の大きさも重要になってきます。

 

受け取りスワップポイントの考え方

スワップポイントの計算方法の説明

スワップポイントの受け渡しは通貨価値に対して%を年利で計算し受け渡すことになっています。ざっくりドル円とトルコリラ円の1日分の受け取りスワップポイントを考えてみましょう。

 

  • ドル円 110円×2%(政策金利)×1万(1万通貨の場合)÷365(1日分のスワップポイント)=60円
  • トルコリラ円 23.20円×17.75%(政策金利)×1万(1万通貨の場合)÷365(1日分のスワップポイント)=112円

 

単純計算なので、このまま受け取りスワップポイントになる訳ではありませんが、受け取りスワップポイントはこのように計算されます。ドル円の8.8倍の政策金利がありながら、受け取りスワップは2倍にしかならないのです。

 

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脅かすつもりはありませんが、トルコリラ円の通貨価値が仮に10円になった場合、スワップポイントは48円になります。つまり、政策金利は8.8倍あるのに、受け取りスワップは少なくなるということです。

 

上記のトルコリラチャートをご覧いただいたと思いますが、今の時点でどこまでトルコリラの価値が下がるかわかりません。また、感覚的にトルコのインフレも何が原因なのか明確なことがわかっていません。このようなリスクがあるので、トルコリラをを運用するときは『通貨価値が0円になっても耐えられるくらいの低レバレッジで放置運用』をする必要があると考えます。

 

私のロスカット悲運の話

トルコリラのロスカットの話

画像が大きすぎて見にくいので、拡大します。

 

 

トルコリラのロスカットされた話

取引金額が小さくで恥ずかしい限りですが、証拠金が足りなくなって2018年5月23日、私のポジションは相場の養分になりました。40円からトルコリラを買い続けて、どこかで下落は止まるだろうと思っていましたが、底値が見えない通貨はリスクが高いと再認識しました。

 

ジャブジャブ追証しても、通貨価格が下がるので、思った以上にスワップポイントもつきませんでした。実際にやってみないとわからないので、良い勉強になったと思います。これからトルコリラを買おうと検討されている方は、このようなリスクを理解して、私のように失敗しないようにしてください。祈っています!

 

はじめは5万円か10万円くらいから始めたトルコリラのスワップ運用ですが、最終的に追証、追証で30万円ほど入れて、最後に追証が間に合わない感じでした。(放置していたので気づかなかった)

 

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〇〇くんは、かなり大金をトルコリラにつっこんでいますが、大丈夫だったのか心配になりました。連絡取ってみます。

 

ロスカット後の口座残高

1割は資産が残ったので、家族と一緒に焼肉でも食べて英気を養って、リスタートします。

 

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ちなみに話は全然違いますが、同じ30万円でスタートしているETFの自動売買は調子が良いです。開始2カ月目で8%くらい利益出してくれています。(こちらも放置している)

【参考:自動売買を知らないなんてもったいない!ETF自動売買取引中!元金30万円の行方は?

 

おすすめはメキシコペソ!

メキシコペソチャート

2018年6月15日時点のメキシコペソ円の日足チャートです。高金利通貨特有の右肩下がりをしていますが、通貨価値は5.8円~5.3円と変動幅が少ない特徴があります。政策金利7.5%。やはりリスクはあるものの、アナリストや専門家の意見では先行きの見える通貨として認識されています。

 

メキシコペソについては、こちらの記事が参考になりますので併せて参考にしてみてください。

【参考:あ!スワップならメキシコペソしかない!おすすめでお得な業者は?

 

高金利通貨にリスクがないものはなく、価格変動に耐えられるだけの資産を投入しておく必要はあります。また、考え方を逆転させて、価格変動の少ない米ドル円や豪ドルでスワップ運用するのも選択肢としてはありありですよね。

 

ちなみに高金利通貨に強い業者はFXプライムbyGMOやみんなのFXが上がります。こちらのスワップポイント比較表を掲載しておきますので、これからFX会社で口座を作る予定の方は参考にしてみてくださいね。(データは毎月月初に更新しています)

FX会社米ドル豪ドル南アフリカランドトルコリラ公式サイト
50円
15円
12円
40円
gmoclick
SBIFX52円
19円
11円
32円
sbifx
GMOクリック証券50円
20円
9円
27円
gmoclick
50円
20円
16円
40円
アイネット証券
外為オンライン誘導35円
5円
10円
30円
gaitameonline
DMMFX43円
22円
13円
-dmm
FXプライム41円
17円
15円
27円
fxprime
yjfx47円
15円
10円
-yjfx
インヴァスト誘導20円
-30円
0円
-インヴァスト証券
マネースクエア5円
1円
4円
10円
m2j
ひまわり証券35円
5円
10円
-himawari
2020年1月7日確認
ランドは1万通貨計算

 

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